猫の爪切りについて
猫の爪切りは、猫と飼い主さんの怪我予防の為にも大切です。
そのまま放置しておくと猫の爪が折れてしまったり、飼い主が爪で怪我をして感染症にかかってしまう可能性があります。
爪切りの必要性と爪切りの方法についてご紹介します。
猫に爪切りは必要?
猫の爪は犬よりも鋭利な為、家具を傷つけたりカーテンやカーペットに引っかかったりする可能性があります。また、猫が故意でなくとも飼い主や同居の猫を傷つけてしまう恐れがあります。
猫の爪に特定の菌がいた場合、「猫引っ掻き病」や「パスツレラ感染症」などの危険な感染症も引きを超すかもしれません。
高齢の猫などは古い爪が残り、巻き爪となって肉球に刺さって痛みや炎症を引き起こすこともあります。
これらを防ぐために、爪切りを定期的に行い爪の状態も観察してあげましょう。
爪の切り方
猫の爪切りには「猫用爪切り」を用意します。
猫の爪はピンク色に透けている部分があり、そこには血管と神経が通っているので切りすぎないように注意しましょう。
爪を切る時は、指先を軽く押し隠れている爪を押し出します。あまり強く押しすぎると嫌がってしまうので気を付けましょう。
うっかり切りすぎて出血した場合は直ぐにコットンやガーゼで1~2分程抑えて止血を行いましょう。
嫌がる猫の対処法
猫が爪切りを嫌がり暴れてしまう場合は、洗濯ネットに入れたり大きめのバスタオルにくるむのもオススメです。普段からタオルでくるむ練習をしておくとスムーズに行えるかもしれません。
猫が好きな美味しいおやつを使うのも一つの手です。爪切り前に猫を落ち着かせる際や、おやつに集中している時に素早く切るとお互いにストレスを感じず爪を切ることが出来ます。
またいきなり押さえつけて爪を切るのはやめましょう。
最初はなでたり抱っこしたりなど、コミュニケーションをとってリラックスした状態をつくることも大切です。
まとめ
猫にとって足先は触られたくない部分です。爪切りが苦手なのは当たり前なのであせらず少しずつ行いましょう。
飼い主さんとの信頼関係をくずさないように知識や経験も豊富なプロに任せてしまうのもオススメです。